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JSPAの発足から現在まで

 JSPA(日本シンセサイザー・プログラマー協会)は1988年に発足しました。
 80年代といえばシンセサイザーがデジタルテクノロジーと合体し急速に発展した時代で、 同時にシンセサイザーの音楽における役割が非常に重要となり、それにともないシンセサイザー・プログラマーの仕事もそれまで以上に脚光を浴びる存在になりました。
 このような時代背景に、ともすれば個人的な作業の中で閉鎖的になりがちなシンセサイザー・プログラマーの連体をはかり、公的な立場でのシンセサイザー・プログラマーの地位を向上させ、また音楽とテクノロジーの発展を実践者の立場からうながしたいという目的でうまれたものがJSPAです。

 JSPAは1994年には文化庁の認可法人である日本芸能実演家団体協議会に入会することができました。
 つまりこの時点でシンセサイザー・プログラマーはその他の楽器演奏者と同様、実演家として公的に認められたわけです。
 これは、それまでのコンピュータで演奏したものは機械の演奏したものであり、実演ではないという認識を改め、それをプログラミングした人間の行為や表現しようとした意識を演奏行為として認めるという当時としては世界に類をみない進歩的な考えでした。

 このことはJSPAにとって非常に大きな一歩であるばかりでなく、テクノロジーとアートに対する古い社会認識を改めるひとつのきっかけとなったという意味で重要な出来事でした。
 今後シンセサイザーやコンピュータを使ったアートはマルチメディアの急速な普及によってますますポピュラーなものとなっていくでしょう、しかしその歴史はまだ始まったばかりなのです、それはたとえば鳥のように大空を飛びたいと願っていた人間がようやく飛行機というテクノロジーというつばさを手に入れた瞬間に似ています、そしてその飛行機は大空からやがて成層圏を越えて宇宙まで飛行する能力を秘めています。

 我々にはこの始まって間もない夢を無限の宇宙にまで広げるための手助けができたらと考えております。
  現在、東京を中心に名古屋、大阪、沖縄等も含め120名の会員で構成されております、シンセサイザー・プログラマー、ミュージシャン、アレンジャー、プロデューサー、講師など、さまざま職業の人間がシンセサイザーやコンピュータ、さらに大きくとらえてマルチメディアというキーワードを核として参加しております。

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