• 浅田祐介

2020_0807

こんにちは、JSPA理事浅田祐介です。

こちらのコラム、毎週理事の方々が色々な切り口でコラムを書いているわけですが、僕はストレートに「嗚呼、俺のポチり道」でいかせていただこうと思っております。

普段からセールや新製品が出るたびにポチっているわけですが、コロナでステイホームにより一層ポチり率が上がってしまい、

ポチってダウンロードしていざサウンドを確認してみたら

「あ~、こりゃいらなかったなぁ…」

という万が一カミさんにバレたら400字詰原稿用紙x2の反省文提出クラスの失態を繰り返しているわけで、

ぜひ皆さんの家庭でそんな惨劇を招かないためにも情報を共有し、より良き家庭・夫婦生活を送っていただきたいと思っております。

またご紹介するプラグインも多分に主観にはなると思いますが、アナログシンセ、アナログマルチを通過した世代ならではの、

デジタルのメリットだけではない現場で使える音・操作性を持っているものをお勧めしたいと思います。

ではということで早速ご紹介していきたいと思います。


Toontrack / EZbass

このところ買った音源の中では最も使用頻度が高いエレクトリックベース専用音源。

これまでSuperiorDrummerは持っていたのだが、初めて手にしたEZシリーズ。

デモの動画を前もって見ていたので各機能は知っていたが、実際の音色を自分の環境で鳴らしてみて驚き。このEZという単語。

英語と日本語でニュアンスが違うのだろう。日本語の「イージー」にはなんとなく簡易的なイメージがつきまとうが、

その言葉とは裏腹に完全にプロユースに対応できるクオリティーの高さ。弦ベース音源の最後発ということもあり音色も文句なし。

強いていうならばTrilianやMODOBassと比較すると弦高が低くフレットの音も足された明るめな音で、

ベースの種類もモダンとビンテージの2種類が用意されていて音楽的にも幅広く対応できる。

さらに音色だけでなくEZbassの凄さはグルーブと呼ばれる演奏スタイル別のデータの豊富さ、

さらにその演奏データや自分で打ち込んだデータのアーティキュレーションのエディットのしやすさ。

エディット画面で二つの音符を選びスライドを指定してあげると、その音符は滑らかにポルタメントし、その音色も非常にリアル。

通常こういった場合DAWでキースイッチを使いアーティキュレーションを付けていくことが普通だと思うが、

どの鍵盤にどの奏法がアサインされているかわからず、音源ごとにアサインされた鍵盤も違うので、それと比べると圧倒的に打ち込まれたデータの視認性が良い。

またその演奏データもジャンル毎に沢山用意されており、しかもコードを入力してしておくとそのコードに自動的に追従してくれる。

まるで知り合いのベーシストを家に呼んで、あれこれ色んなパターンを弾いてもらっているかのようで楽しい。

これは短時間且つ高いクオリティーで音源を仕上げなければいけない作家には、非常に有効だし、またそこをスタートポイントにしてさらに手を加えトラックを作ることも可能だ。

とにかくここのところよく立ち上がる音源だ。

https://youtu.be/md5CJtDCy6o


GOSPELL MUSICIAN / BASSalicious2

これまたベース音源だがこちらはシンベ。ベースが大好きなんです。

GOSPELL MUSICIANSという規模的にはおそらくそんなに大きくない会社だと思うのだが、この会社のNeo-Soul Keys2というエレピ音源がすごく好きで、

その会社が出したシンベ音源でしかも安売りしていたので購入。

アメリカではゴスペルがグラミー賞のジャンルの一つにもなっているほどメジャーなジャンルなので、

音楽的にもマーケットが大きいしプラグインの方も商業的な経済性が見込めるのであろう、かなり良くできている。

基本4オシレーターにフィードバックも付いてかなりファットな音がするのだが、面白いのはこれだけしっかりしたシンセになっているのに、

あくまでシンベ用と言い切るところ。ファンク、R&B、ネオソウルなどが好きな人にはおすすめです。

https://youtu.be/GaFdh70oYs8


SynapseAudio / Obsession

各社からミニモーグのソフトシンセ版が出ているが、その中で個人的に一番好きなのがSynapseAudio社のThe Legend。

とにかくトランジェント部分の情報量が多く、本当にアナログのような質感。そこが出したオーバーハイムヴァージョン。

プリセットに入っている音色はエフェクトやアルペジエイターが掛かっていて、一聴するとわかりづらいが全体的な滲み感や太さがオーバーハイムっぽい。

説明書きを読むと各ボイスボード(ソフト上の)の挙動を微妙に変えているらしく、そこが全体的な太さや温かみを出しているのかもしれません。

フィルターを軽く閉じたシンセパッドなどに最近よく使ってます。

https://youtu.be/pACWUTCv5zs


いかがでしたでしょうか?思えばシンセが登場した当初、機械の音は冷たい(実際うちの親父が言ってました汗)なんて言われてましたが、

今やアナログシンセは温かい音の代名詞。ソフトシンセもいつの日かハードシンセと肩を並べる日が来るのでしょうか?


それでは皆さまHappy Synth Life!!!


JSPA理事:浅田 祐介

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