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  • 執筆者の写真氏家克典

2020_0828

皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今年は新型コロナの影響が我々にも容赦無く襲いかかり、大変な状況で4月以降お過ごしかと思います。私自身も1月、2月と順調に国内外での仕事や制作仕事、ライブ演奏活動など、全く今までと変わらない(というか例年以上に忙しい)状況でしたが、3月に入ってコロナ禍が徐々に影響を及ぼし始め、4月以降のイベントの予定がどんどん中止になりました。幸い制作仕事は続いていましたが、予定していたイベント関連の中止も相まって十分な時間が確保できたので、自分の2枚目のアルバム制作をじっくり進めることができた点だけは良かったです。 <氏家克典2ndアルバム「MUSIC COLLAGE II “Love & Universe”」> https://www.sitekatsunoriujiie.com/musiccollagell


コロナ禍は社会、経済に大混乱を引きお越し、現在も全く余談を許さない状況であります。そして我々音楽家は今後どのように生きていけば良いのか?

コロナ禍における自粛と経済の両輪バランスはよく議論されますが、我々音楽家もここでじっくり自粛下におけるエンターテインメントのあり方と、お金をどう稼ぎ生活を守るか?を真剣に考えなければなりません。

もちろん、経済的な公的支援は最大限活用させていただきましょう。

このメルマガでも紹介していますが「持続化給付金」「文化芸術活動の継続支援事業」は、ぜひ利用しましょう。さらに、すでに締め切られましたが、東京都が行った芸術家支援「アートにエールを」含め、もちろん私もすべて申請しました。

なかなか必要書類の用意や規定など難しい点もありましたが、それぞれの公的支援にはサポートの電話対応が充実しており、懇切丁寧に説明やアドバイスをしてくれて、私もとても助かりました。多くの芸術家が支援を受けています。ぜひ躊躇せずにトライしてみましょう。


<アートにエールを”Ave Maria” by 氏家克典>


今後の私たちの社会経済活動ですが、残念ながらコロナ禍が収束に向かうまでは元どおりになるのは難しく、またそれがいつ元に戻るのかは誰も予想できません。ということは、現状を乗り切るための知恵と行動力しかないのです。様々な有名アーティストがネットでの無観客ライブを大規模な形で展開していますし、コロナ禍で名指しされ一番大変な思いをしたライブハウスは、ネット配信の機能を充実させて収益をあげる努力を続けています。幸い配信の機材はノートPCと数台のカメラ、配信機材とも2~3年前の1/10以上のコストで揃えることができ、簡単にネット配信できる状況なのは皆さんご存知の通りです。でもここで最も重要なのは、コンテンツがどれだけ魅力的であるか?につきます。そこで必ず差がつきます。ちなみに手前味噌ですが、私は友人とyoutubeで「musictrackjp」という機材レビューチャンネルを10年前から運営していますが、すでに7万人の登録ユーザー、2,854万回再生視聴で、世界有数の機材レビューチャンネルに育ちました。おかげさまで海外では、どこの国でも「Hi Mr.Ujiie, I’m alway watching you on youtube !」と声をかけられます。


musictrackjpのコンセプトは、当時ほとんどの機材レビューチャンネルはやたら説明が多く音も悪かったので「必ず演奏デモンストレーションから導入し、音はCDクオリティをキープする」を徹底しました。その結果、飛躍的にアクセス数が伸び、国内だけでなく海外での高評価を得ることができました。 何か強みとなる、他にはない魅力は何か?これは今後の配信でも重要なファクターになるでしょう。

さて、我々JSPAも今後の新たな社会秩序において、積極的に新しい事業展開への模索を続けています。近日中に、計画が進んでいる企画をお知らせできるかと思います。

ぜひともお楽しみに。 さあ、がんばってコロナ禍を乗り切りましょう!


JSPA代表理事:氏家 克典

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