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2020_0918

角谷です。

シンセサイザープログラマーと云う仕事を始めてから30年以上過ぎました。

私の使用機材等の変遷に付いて書いてみます。

最初の機材は

Mac SE、Vision、S-1000、T1、M1R、D-550、TX-802、VFX、Prophet-5

でした。

全部まとめるとハイエースが満杯になりました。毎日引っ越ししているような状態で、1日2セッションとかあるとヘトヘトでした。


MacがColor Classicになった頃パソコンでオーディオが扱える様になりました。

インターフェイスはProToolsの前身のSound Tools、Visionもオーディオに対応してStudio Visionになりました。

それまではオーディオの扱いはS-1000頼りでしたが長尺のファイルが扱えるようになって大分助かりました。


MacがFxになるとオーディオの扱いが容易になりましたがStudio Vision のオーディオ機能では間に合わなくなりMidiはStudio Vision、オーディオはPro Toolsアプリを一台のMacの中で同期させて使っていました。一日中画面と睨めっこで行ったり来たりの目紛しい日々でした。

この頃までPCはシンセ屋の領域でしたので爆弾マークが出た時やハードディスクがトラブった時などは孤独な戦いでした。


現在はPro Toolsはエンジニアの受け持ちに変わりPCがハングした時などはお互いに慰め合えて少し嬉しいです。

ここまでシンセ関連は何台か入れ替わったりグレードアップしたりしていますが相変わらず引っ越し状態です。

恐らく2000年頃にソフトウェアサンプラーが登場して使い出しました。

Giga Samplarも出て来てサンプルの生々しさに思わずWindows PCごと購入してしまいました。


そしてソフトシンセもついに登場!KOBLO VIBRA大好き!

Studio Visionが消滅し替わりのシーケンサーをどうするか最初はNotator Logicを使ってみましたが、どうも馴染めずアルバム一枚Digital Performerを使ってみたこともありました。

やっぱりデジパフォにも馴染めずCubaseとかも調べたのですが進化したLogicに戻り今に至ります。

その頃からのソフトシンセの進化は凄まじくAkai、Emuのサンプルライブラリは全部EXS24に取り込みサンプラーは持ち歩かなくなりました。


Moog、Prophet、Oberheim等また触ったことも無いようなレアなアナログシンセのエミュレーターもどんどん登場しさらに進化し続けております。

オーケストラ音源も Vienna Symphonic Library等生々しいものが登場、M1、D50等もソフトシンセに移植され完全にハードシンセを持ち歩かなくなりました。


機材の総重量は1/5でライブラリのバリエーションは数倍に増えていると思います。

一つ一つのシンセのライブラリが数百、下手したら数千あるので、まとまった時間がある時に聴きまくって使えそうな音色をチェックしています。


現在の機材はiMac+HD、Fireface UFX+、Emu xBoard49、Midi Timepeace、電源モジュールかなりフットワークが軽くなりました。

(メーカー名省略させて頂きました。)


JSPA監事: 角谷 仁宣

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