top of page
  • 執筆者の写真守尾 崇

2021_0512

<譜面は紙派?アプリ派?>


みなさん、譜面ソフトって使ってますか??

譜面ソフトを使うと言っても、他の人に演奏してもらうために使う場合と、自分で曲を作ったりメモをするために使う場合、大きく分けて2種類あると思うので、まずは他の方に見てもらうための話しから‥


まあ自分の場合は、他の人に演奏してもらうと言っても、例えばアレンジをして他の方に演奏してもらう場合、ほとんどはコード譜のみに基本パターンだけ書いておいて、細かいフレーズはミュージシャンの方にお任せするという事がほとんどなので、手で書いてしまう事が多いです。


とは言え、自分でストリングスやブラスアレンジまでする場合もあり、その際はもちろん音符で書かないといけないので、その場合はシーケンスソフトの譜面出力機能を使っていまして(ちなみにシーケンスソフトはDigital Performerです。以下DP)


今はかなり良くなりましたが、昔は入力されている微妙なゲートタイムの長さにより、4分音符で表記して欲しいところが付点8分音符と16分休符に表記されてしまったりで、ノートオフにクォンタイズをかけたあとでゲートタイムを変更したり、微妙な調整が面倒でした。

最近はDPの自動デュレーション調整機能が色々と賢く考えてくれて、ざっくり手弾きで打ち込んだ場合にも割と意図した表記になるので、微調整にそれほど時間もかからず、DPの譜面出力機能でそれほど困ることもなくやっていけてます。


そういえばメロ譜に歌詞を書く場合、ちょっと前までプリントアウトして手書きで歌詞を書いていたんですが、最近DPで歌詞を割り当てるやり方を学習したので(何故もっと早くこの機能を使わなかったのか後悔してますw)色々と便利に使えてます。DPの譜面作成に関する機能に関しては、

まだ知らない便利な機能が色々とありそうなので‥使いこなしている方の話を聞いてみたいですw


そして、自分用に譜面を書く場合なんですが、こちらはちょっと拘りがあり、基本的には紙に鉛筆で書いています。というか「書いていました」と過去形になりつつあり‥

そもそもは、手書きでコードやメロを書くことで客観的に見る事ができるというのと、手を動かすという行為が脳を刺激するのか、自分は曲を作ったりアレンジをしたりする際は、紙に鉛筆で書くのが好きでして‥あ、基本的には鉛筆なんですが削るのが面倒なのもあり、

シャーペンもテーブルに置いてあります。ただあまり線が細すぎるのは嫌なので、STAEDTLERの0.9mm製図用シャープペンシルに、HBの芯を入れて使用しています。


ただ、紙に直接書いていると、キーを変えた時に全て書き換えないといけないのが面倒で、今年に入ってClover Chord Systems2というマスターリズム譜作成ソフトを導入しました。このソフトにしたのは、最近仕事で一緒になる20代のミュージシャン達がこのソフトを使用している事が多く、

このファイルで直接やり取りもしていたので、体験版(5日間使用可能)を使ってみたところ「これならいいかも」と思ったという流れです。


現在MacのOSはCatalinaなので、AirPlayでiPadをサブディスプレイにして、このソフトでコード譜を表示することで、なかなか快適に作業できていますので、コードメインで作曲編曲をしている方にはおすすめです。気になる方はぜひチェックしてみてください。


もちろん、今でも本当は鉛筆で書きたいので、もっと技術が進歩して紙に書くのと同じ感覚で入力できて、ボタン一つで転調も出来るようなデバイスが出てくれればいいんですけど‥そんなものが登場するにはまだ数年かかると思うので、それまでは今あるものを上手く活用していきたいと思います。


守尾 崇

閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2021_0702

【リズムマシン?シンセサイザー?】 こんにちは、理事の渡部でございます。 今日は私が所有している機材についてお話をしていこうと思います。 私は普段、ハードウェア機材を使用して制作をしています。 その中で「リズムマシンでこれは絶対に外せない!」という機材があります。 elektron社製のMACHINEDRUMです。 2001年に発売されたこのリズムマシン、なぜ未だに使っているのか? MACHINE

2021_0618

<トラブル回避&「俺のポチり道」> こんにちは、JSPA理事浅田祐介です。 実はこちらのコラム、前回一回飛ばしてしまい申し訳ありませんでした。 一言で言うとまさに「トラブル発生(汗)」。今回は言い訳も含めことの顛末を説明させていただき、皆様にはぜひこういうトラブルを回避していただきたく共有させていただきます(笑)。 うちは作家事務所をやっており、作家がそれぞれ違うDAWを使っているのですが、外部

2021_0604

<映画「稲村ジェーン」のレコーディング現場> サザンオールスターズのデビュー記念日に映画「稲村ジェーン」のDVD、Blu-rayが発売されます。今までLDとVHSで販売されましたがDVD、Blue-ray化はされておらず配信もありませんでした。 監督桑田佳祐、サントラのレコーディングに参加しました。 初めての桑田さんとの仕事でした。 先ずは挿入歌のレコーディング、何曲か既に始まっておりました。 そ

bottom of page