<トラブル回避&「俺のポチり道」> こんにちは、JSPA理事浅田祐介です。
実はこちらのコラム、前回一回飛ばしてしまい申し訳ありませんでした。
一言で言うとまさに「トラブル発生(汗)」。今回は言い訳も含めことの顛末を説明させていただき、皆様にはぜひこういうトラブルを回避していただきたく共有させていただきます(笑)。
うちは作家事務所をやっており、作家がそれぞれ違うDAWを使っているのですが、外部のエンジニアさんへのデータ渡し用にアレンジができた時点で作家からパラデータをもらい、僕がProtoolsでデータを作成して納品、と言う流れなのですが、
今回忙しかったこともありパラデータをもらってからすぐ確認せず、直前にデータを作成し始めたのですが、もらったデータを聞いてみたらびっくり、ハモのデータが全て同じ。
主メロは無事だったのですが3度上のハモが8本!実際は4声ダブルだったのが、ものの見事にユニゾン!
「あ~、なんかしくったな」
とまだこの時点ではちょっと余裕があり、作家に連絡しバウンスし直して送って貰えばいいか、と考えてました。
と言うことでLINEを鳴らし作家に事情を説明し、送り直してもらう手配をしてデータが届くのを待っていたら、作家から連絡があり、どうやらデータを紛失した模様(汗)。
作家がパラデータを人に渡す場合、曲の頭から揃えたデータを作成するのですが、いわゆるProtoolsでいうところのコンソリしてもらい新たなオーディオデータを作ってもらうのですが、何かの手違いでハモが同じデータになり、
しかもご丁寧に使っていないオーディオファイルを消去してしまった模様。一瞬殺意が湧いたのですが、焦らず古いデータが残っていないか確認を指示しつつ、たまたま歌ったコーラスシンガーが近所だったので、
まさかの時のために身柄を確保。結局データはサルベージできず、一瞬殺意が湧いたのですが華麗にスルーして、すぐさまレコーディングの準備。
「あ~、ハモをこんなに詰みやがって!」
とまた殺意を抱きながらレコーディングを始めたのが夜10時。
その時点で原稿の飛ばしを要請し、その後ピッチ修正を終えたのが朝4時。
はっきり言って泣きそうでした(涙)。
皆さんもデータの確認はお早めに。送る時には最終チェックを。
それとコンソリしてもデータはミックスが終わるまでは消去しないようにしましょう。
ということで前置きが長くなりましたが今回の「俺のポチり道」いかせてもらいます。
RC-20 / XLNAudio
こちら前々から海外ではよく使われているという噂を聞いていて、気になってはいたのですが今回セールになっていたので購入。まぁ、常に使うというわけではないのですが、一つ癖をつけたいという時に便利そう。ただこだわった録り音や気合い入れて作ったシンセの音色を、
良くも悪くもガラッと変えてしまうのは人としての器の大きさを計られている様な気分になります。
Timeless3 / Fabfilter
実は脱某メーカーのプラグインを図っているのですが、どうしてもディレイだけが見つからず、半年ぐらいずっとディレイ探しの旅を続けていたのですが、やっとこれで決まったな、という一品。
それこそ有名・無名、有料・無料のプラグインを試し続けていたのですが、UIは良くても音がイマイチだったりその逆だったり…さすがPro-EQなどのインターフェイスに定評があったFabfilter社、
とにかくわかりやすく触ったところと音色の変化の仕方が自分の感性とぴったりシンクロします。出てくる音もハイファイからローファイまでばっちり!
ここ最近のディレイによく装備されているダッキングも装備されていて、歌や楽器の切れ目の休符の所だけディレイが再生され、音が鳴っている時はディレイ音で元音を濁らせない、なんてことも簡単にできます。ピッチディレイもできてほぼ万能と良いかもしれません。
何よりいじった時の音色の変化がイメージ通り、これが本当に大事でFabfilterは本当よく考えられているなぁ、と思いました。
そういえばFabfilterの動画コンテンツ、特にビギナー向けのコンプやリバーブの説明が本当に分かりやすく、日本語訳がついてたらいいのになぁ、と思ったのですがいかがでしょうか?Fabfilter社の方々。
SynthWave Drums / Beatskillz
最近シンセウェーブを作ることが多いので80年代のあの頃のドラム音源を集めているのですが動画みて、いい感じだなと思えば即入手。まぁ、その~、あの音です。動画見てみてください(笑)
ということで、ここ最近ポチってよかったなぁ、と思うプラグインをご紹介させていただきました。皆様「使用していないオーディオファイルを消去」にはお気をつけを!
それではHappy Synth Life!!!
浅田 祐介
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